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Cyber Ching-Dong

Cyberちんどん屋 (2000)

参加者から受け取ったメッセージを、文字や光や音、風としてフィードバックをするインスタレーション

Cyberちんどん屋は、インターネットを利用したインタラクティブなインスタレーションである。 Cyberちんどん屋システムは、参加者がケータイ電話をつかって(または展示空間にあるコンピュータを使って)メッセージを送ることで、受け取ったメッセージを文字や光や音、風として、

リアルな空間に、リアルな感触を持った現象として展示空間フィードバックをする。 体験者はメッセージを送り、そのフィードバックの法則を覚えてゆく過程で空間を演出し操作する感覚をえる。 また同時にこの空間が、ほかの空間に存在する他人によっても操作されていることに気づく。 Cyberちんどん屋は、バーチャルな人と人とのやり取りを、リアルな空
間でのリアルな感覚に変換する空間装置である。

 

■システム構成
本システムは、体験者が送信したe-mail経由メッセージを受信すると、ブラウン管テレビ、扇風機、などの各種装置の操作信号に変換を行うことで、実空間にフィードバックをする。 制御信号はメッセージをMIDI信号に変換することで、生成される。また、送信したメッセージは展示空間にタイポグラフィーとして表示され、異空間にいる人間同士が実空間へのリアルなフィードバックとともにコミュニケーションを交わすことが可能である。 本システムはバーチャルな空間のコミュニケーションを実世界での気配に変換することを技術的に再現することを指向した。

 

[Exhibited @ Pepper's Project ExhibitionImage Sight 2000 2nd]

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