Koh SUEDA
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Communication Grill Chang-tei
コミュニケーショングリル・ちゃんぐ亭 (2002-)
We designed two communication systems that facilitate casual communication using physical/digital artifacts, such as a meal and text-chat, in order to clarify that real world communication can be supported by digital technology. The first system, called the "Communication Grill," connects a grill for cooking meat to a chat system. The grill is heated by the chatting activity.Thus, people must continue conversing to roast the meat. The second system is called the “Communication Salon.” It is a computer-enhanced tea ceremony with a chat screen displayed at a tearoom.
Concept
コンピュータネットワークを利用したインタラクティブなインスタレーション.
"コミュニケーショングリル・ちゃんぐ亭"(以下CGC)とは、
ネットワーク経由で動かすことができる電熱器と、電熱器を操作可能なチャットソフトを用いて、目の前の相手とチャットをしながら焼肉を調理して食するという、"コミュニケーション"をテーマとした作品.
この電熱器はネットワーク上で交わされる会話をその動力として稼動する.
焼肉を食べる為にはチャットをし続けなければならない.
食卓を囲う人とチャットをし続けなければならない.
チャットをやめると電熱器の火は消えてしまう、新世紀型ネットワーク家電.
Abstract
本作品は、ネットワークを介して会話をする、「チャットをする」というコミュニケーションを交すことで食卓における「食す」という利用者の実空間における行動を促し、ユーザにチャットにおける会話と焼肉を食すという行為が混ざり合った共有感の漂う空間を提供する、見知らぬユーザ同士のコミュニケーションを支援するシステムである.
本作品は、 食事でチャットを強制される不便さによって、体験者に通常の対話よりも相手の表情や場の雰囲気に敏感になることを喚起する.
本システムは、チャット用のアプリケーション「CGCアプリ」、チャットソフトからの命令を受信することで火力を制御する「ちゃんぐ亭電熱器」というデバイスからなる。これらが断続的に作動することにより、ユーザがチャットを行うという行為が、肉が調理されるという結果に結びつくのである。
Invited Art Exhibition:
2004 – DAF Tokyo 2004- Communication Grill Chang-tei, NHK, Tokyo.
2003 – Sendai Live Town Performance- Communication Grill Chang-tei, Sendai.
2003 – Digital Stadium Award Best Selection- Communication Grill Chang-tei, Yokohama.
2003 - ARS ELECTRONICA 2003 CODE, Linz
2003 - Japan Media Art festival- Communication Grill Chang-tei, Tokyo
2002 - Asia Digital Art Awards Winners’ Exhibition- Communication Grill Chang-tei, Fukuoka.
Awards:
2004 – the Eighteenth Digital Content Grand Prix 2004, METI, Japan
2003 – Digista best selection, NHK, Japan
2003 – Ars Electronica “CODE”
2003 - Japan Media Art festival
2002 - Asia Digital Art Awards.
System
1:IP表示用液晶画面 |
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2:LANポート |
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3:制御ランプ |
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「ちゃんぐ亭電熱器」のIPアドレスを表示する. |
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10BASE-Tでネットワークと接続. |
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電熱器が稼動している間、点灯する. |
全体図
Stories
1. 目の前にいる(調理器具を囲っている)相手とチャットをする.
2. 肉を食すために相手とのチャットを持続する、 チャットが中断すると、電熱器は停止する.
3. 会話が弾むことで肉が焼け、その成果として焼肉を食すことで、多面的なコミュニケーションを誘発する.
4. 肉が焼けるというインタラクションがユーザに話題を提供することになり、会話を弾ませる.
5. 弾むチャットの会話とうらはらの無言の現場の空気は、現場の共有感とあいまって、お互いのお互いにたいする新しい解釈、見方を発見させる.
6. チャットの会話での状況、コンロをはさんだ相手と共有する雰囲気、その成果としての焼肉を食べるという行為を通して得られる共有感が、相手とのコミュニケーションの新しいエレメントを作り出す.